• 印刷する

ドイツに廃棄処分食品の専門スーパーが登場

廃棄処分された食品のみを扱うスーパーマーケットが4日、西部ケルンにドイツ国内で初めてオープンした。浪費ゼロ社会を目指す取り組みで、欧州連合(EU)域内でこうした店は3店舗目となる。ドイチェ・ウェレが伝えた。

店舗名は「ザ・グッド・フード」。通常のスーパーと同様、野菜からビールまで様々な商品を取り扱う。異なる点は、全ての商品が一度は廃棄処分されたものであることと、値段がついていないこと。値段は買う人が判断して決める。

国際連合食糧農業機関(FAO)によると、毎年世界で生産された食品の3分の1が廃棄処分されており、そのうちの4分の1だけでも飢えに苦しむ9億人を救える量だという。

EUでは食品廃棄問題が深刻化しており、フランスでは昨年4月からスーパーの食品廃棄を禁止する法律が施行されている。イタリアでは昨年8月に、食料品店が売れ残り商品を寄付する際の手続きを緩和し、寄付量に応じて税金を免除する内容の法案が可決された。オランダでも食品廃棄の20%削減達成に向け、賞味期限の規制緩和が可能かを検討するなど、各国で問題意識が高まっている。[環境ニュース]


関連国・地域: ドイツフランスEUイタリアオランダ
関連業種: 食品・飲料小売り・卸売りマクロ・統計・その他経済社会・事件

その他記事

すべての文頭を開く

テレコムなど共同参画は決裂 AIギガファクトリー建設構想(06/20)

アルバニア、リドルを戦略的投資企業に認定(06/20)

VW、完全電動自動運転バンの量産版を公開(06/20)

デンソー、EVワイヤレス充電を試験(06/20)

独保険アリアンツ、英国で650人削減へ(06/20)

宇宙開発OHB、重力波観測でESAと契約(06/20)

乳業DMKとアーラ、合併案を議決(06/20)

米向け鉄鋼輸出、1~4月は0.4%減少(06/20)

住宅建設許可、4月は4.9%増加(06/20)

独首相、部分的合意を確信 7月9日までに=対米貿易交渉(06/19)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

各種ログイン