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ルーマニアで大規模デモ=汚職高官釈放令に反発

ルーマニアの首都ブカレストで1日夜、汚職で収監された一部高官を釈放する緊急令をめぐる反政府デモが発生した。少なくとも15万人が参加し、同国史上で最大規模となった。BBC電子版などが伝えた。

グリンデアヌ首相は1月31日夜、汚職による収監は損失額が4万4,000ユーロ以上に上る場合に限り、これを下回れば収監者を釈放するという緊急令を発令した。緊急令は議会を通過せずに首相が発令できる。政府は「刑務所の過剰収容状態を解消するため」と説明しているが、これにより首相が所属する中道左派の与党・社会民主党(PSD)のドラグネア党首も恩恵を受ける見通し。キリカPSD副党首は国民の反発に理解を示し、緊急令の撤回を呼び掛けるなど、与党内も分裂している。

一方、ヨハニス大統領は、緊急令の違憲性をめぐり憲法裁判所に提訴する司法監視機関の動きを支持。また欧州委員会のユンケル委員長は「汚職との戦いは後退させず、常に前進させることが肝要」とし、今後の進展を注意深く見守ると述べている。


関連国・地域: EUルーマニア
関連業種: マクロ・統計・その他経済政治社会・事件

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