英航空大手ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)の客室乗務員が、2月5~7日と9~11日に計6日間のストライキを決行する。今年に入って3度目の実力行使で、賃上げ交渉をめぐる労使の溝が深まっている。最大労組ユナイトが明らかにした。
ストの対象は、ヒースロー空港発の国内線、欧州路線および長距離路線。ガトウィック空港やロンドン・シティー空港、スタンステッド空港発着のBA便は影響を受けない。BAの広報担当者は、これまでと同様に全ての顧客を目的地に届けると説明。緊急時の対応計画を31日と2月2日にそれぞれ発表する予定だ。
ユナイトは、欠航を出さないために航空機をチャーターするだけの資金がありながら、賃上げ要求に応じず、問題解決を図る姿勢がないと非難している。
ストは、長距離便と短距離便の両方での乗務を担う雇用契約の客室乗務員の賃上げをめぐるもの。求人広告では初任給が年間2万1,000~2万5,000ポンドとなっているが、実際は基本給1万2,000ポンドにフライト1時間当たり3ポンドが上乗せされる形になっている。[労務]
※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。