スロベニアの国民議会(下院、定数90)は、クロアチアとの国境の閉鎖を認める法案を47対18の賛成多数で可決した。流入する移民を制限する目的。ドイチェ・ウェレなどが27日伝えた。
同法により今後スロべニアの警察は、流入難民の数が急激に増加し「公共の秩序や国内の治安が脅かされる」場合、国境を閉鎖し入国を拒否することができる。施行されると、閉鎖期間は少なくとも6カ月続くという。
スロベニアには2015年9月から2016年3月にかけて、約50万人の難民が流入。こうした中、政府は国境管理を強化していた。
隣国のハンガリーは昨年7月、セルビアおよびクロアチアとの国境の管理強化法を施行し、不法移民の流入防止に向け対策を強化している。
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