イタリア中部の山岳部で24日、救助ヘリコプターが墜落し、搭乗していた6人全員が死亡した。ヘリは負傷したスキーヤーをスキー場から運ぶ最中だった。AFP通信などが伝えた。
墜落現場はローマの東方約120キロにあるスキー場カンポ・フェリーチェの近く。現場付近はコンディションが良い状況でもアクセスが困難な地域で、当時は濃い霧がかかっていたという。
カンポ・フェリーチェは標高2,000メートル級の山の710メートル付近に位置する小規模なスキー場で、ローマからの日帰り客に人気が高い。
ヘリはペンネ(Penne)の救助本部から出動しており、先にアペニン山脈グランサッソ(Gran Sasso)にあるホテルを襲った雪崩事故の最初の救助ヘリも同じ基地から現場に向かった。警察当局は今回の墜落事故が中部地方を襲った一連の地震や雪崩とは無関係だとしているが、消防や山岳警備隊が対応に追われる中での2次災害となった。
■雪崩の死者15人に
伊当局は24日、グランサッソのホテルを襲った雪崩事故の犠牲者が15人となったと発表した。14人が依然として行方不明の状態。
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