ブルガリアで22日、ラデフ大統領の就任式が開かれた。民主政権下で5人目の大統領となる。任期は5年。ブルガリア通信などが伝えた。
ソフィア中心部の聖アレクサンドル・ネフスキー広場で開かれた就任式には数百人の聴衆が集まった。ラデフ大統領は、「全てのブルガリア国民の大統領になる」と宣言。欧州連合(EU)を含むパートナーと緊密に連携するとともに、人々の権利と尊厳のために立ち上がると述べた。
2016年11月に実施された大統領選では、親露派の野党・社会党が推す元空軍司令官のラデフ氏が、中道右派の与党「欧州発展のためのブルガリア市民 (GERB)」の候補であるツァチェバ議会議長を破って当選。GERBを率いるボリソフ首相は辞任し、その後の連立協議に失敗したため、早期総選挙の公算が高まっている。
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