スウェーデン統計局(SCB)は20日、同国の人口が初めて1,000万人を突破したと発表した。死亡数から出生数を差し引いた人口の自然増に加え、移民の大量流入が背景にある。
SCBによると、20日午後3時時点のスウェーデンの人口は1,000万230人。同局はかねて、1,000万人突破は2021年になると予想していたが、4年前倒しでこれを達成した。900万人を記録したのは2004年で、人口800万人から900万人への増加には35年間の年月を要したが、その後、13年間で100万人増えている。うち4分の1が自然増によるもので、残りは移民による増加という。
2010~2015年の人口増加率は年平均4%と、欧州連合(EU)平均の1%を大きく上回っている。
スウェーデンで人口統計が開始されたのは1749年で、その際の人口は180万人前後だった。SCBは同国の人口が2024年に1,100万人に、2060年に1,300万人に達するとみている。
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