ドイツ連邦議会で19日、医療目的での大麻の使用を合法化する法案が可決された。同法案は3月から施行予定で、特定の重病を抱える患者は医師からの処方箋を基に大麻の入手が可能となる。ドイチェ・ウェレなどが伝えた。
同法案を提出したグレーエ保健は「重い病気を抱える患者に可能な限り最善の治療を与えるべき」とコメント。使用が認められるのは、多発性硬化症や慢性疼(とう)痛、化学療法後に重度の食欲不振や吐き気などの症状がある場合に限られる。また、新法律では州監視の下で、同国内で大麻の栽培も可能になるという。
医療目的での大麻の使用は、既にオランダ、スペイン、イタリア、フランス、英国、カナダ、オーストラリアのほか、米国の一部の州でも認められている。
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