トルコ西部イズミールの裁判所付近で5日午後4時ごろ(現地時間)、自動車に仕掛けられた爆弾が爆発し、裁判所職員と警察官の計2人が死亡、少なくとも7人が負傷した。犯人のうち2人は銃を乱射後に警官に射殺されたが、もう1人は現在も逃走中という。ロイター通信などが伝えた。
それによると、現場からは露カラシニコフ製の自動小銃や手りゅう弾などが見つかっており、犯人グループはより大規模な襲撃を計画していたとみられる。当局は、トルコからの分離独立を目指すクルド人武装組織「クルド労働者党(PKK)」による犯行の可能性が高いとしている。
トルコでは1日、最大都市イスタンブールのナイトクラブで銃撃事件が発生。少なくとも39人が死亡、69人が負傷しており、ISが犯行声明を出した。トルコ議会はこの事件を受け、非常事態宣言の3カ月延長を承認している。
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