チェコの南モラビア州モラバスキー・クルムロフ(Moravsky Krumlov)とイバンチツェ(Ivancice)で、野生の白鳥と農場の家禽(かきん)から鳥インフルエンザウイルスが検出された。同国で感染が確認されたのは約10年ぶり。
初期検査で検出されたウイルスはH5型で、高病原性のH5N8型かどうかは、今後の調査で判明するとしている。
当局は、感染が確認された農場や敷地から半径3キロメートルを保護区域に、半径10キロメートル以内を監視区域に指定。同区域内の複数の農場では約15万羽の家禽(かきん)が飼育されており、感染が見られた鳥は殺処分されるという。
鳥インフルエンザウイルスの検出は昨年末から欧州各地で相次いでいる。チェコの隣国のスロバキアやドイツ、オーストリア、ポーランド、ハンガリーなどでも感染が報告されていた。
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