スイス北東部アッペンツェル・アウサーローデン準州のレートベル(Rehetobel)で3日、大麻栽培の疑いで家宅捜査を受けていた男(33)が警官2人に発砲し、けがを負わせた。うち1人は重傷。犯人は現場から逃走したが、警察に追い詰められた後に自殺した。AFP通信などが伝えた。
地元警察の発表によると、警察は逃走した男を自宅近くまで追い詰め、電話などで投降を呼び掛けたが、聞き入れられなかった。男は迷彩服に身を包み、リュックサックに入れた爆発装置を起爆すると脅迫して抵抗したが、数時間後に銃で自殺した。男の自宅からは銃に関する雑誌などが発見されたが、テロとの関係はないとしている。
スイスでは一定の条件を満たせば、18歳以上の市民による銃の所持が認められている。人口約800万人に対して200万点近くの銃火器類が出回っているとみられているが、銃犯罪はまれという。
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