スペインの首都マドリード市が、市内を走るバスとバス停の屋根を緑化する。大気汚染対策の一環で、暑さを和らげる効果もあるという。ザ・ローカルが21日伝えた。
今回の取り組みは、マドリード市が環境改善に向けたアイディアを公募し、約800件の応募の中から採用されたもの。二酸化炭素(CO2)排出削減などを目的に、市内のバスとバス停の屋根で植物を育てる計画だ。バス130台に設置する方針で、費用はバス1台当たり約2,500ユーロ。市内を横断し、観光客の利用も多い2路線で試験走行を始める予定だ。
スペインでは、車体の屋根に植物を搭載する事業をフィトキネティック(PhytoKinetc)が行っており、バルセロナなどでも導入事例がある。[環境ニュース]
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