• 印刷する

ネスレ、キットカットの形状の商標登録無効に

欧州一般裁判所は15日、食品で世界最大手のネスレ(スイス)のチョコレート製品「キットカット」について、欧州連合知的財産庁(EUIPO)が2006年に認めた形状の商標登録を無効とする判断を下した。

4本のチョコレートバーが連なった「キットカット」の4フィンガー版の形状をめぐっては、競合の英製菓・飲料大手キャドバリー・シュウェップスが2007年に商標登録の取り消しを申請。EUIPOはこの形状がキットカット特有のものとして認知されているとの見解に基づき、同社の要請を却下していた。

しかし後にキャドバリーの親会社となった米食品大手モンデリーズ(Mondelez)・インターナショナル(旧クラフト・フーズ)がEUIPOの判断を不服として欧州司法裁に提訴。同裁は今回、4フィンガーの形状が当時の全EU加盟国でキットカットのものと幅広く認識されていたとは言えないとして、EUIPOによる商標登録の決定を「法解釈の誤り」と断じている。[EU規制]


関連国・地域: EUスイス
関連業種: 食品・飲料マクロ・統計・その他経済

その他記事

すべての文頭を開く

製薬ノバルティス、米で製造拠点を建設へ(11/21)

オランダ鉄道、新型スプリンター車両導入へ(11/20)

スイスと米、関税15%に引き下げで合意(11/18)

高級ブランドのリシュモン、4倍に増益(11/17)

時計部品ラ・ジュー・ペレ、LVMHが出資(11/13)

スイス、米国と関税率15%で合意近づく(11/12)

核医学向け工場建設へ 製薬ノバルティス、独東部に(11/12)

スイス失業率、10月は2.9%に悪化(11/11)

シーメンス、スイスで鉄道車両を受注(11/11)

ガンバー、ルクオイルの海外資産取得を撤回(11/10)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

各種ログイン