米食品医薬品局(FDA)は14日、かぎたばこ大手スウェディッシュ・マッチ(スウェーデン)の北米子会社が申請していた、かぎたばこ「スヌース」の8製品について、歯周病や歯の喪失といったリスク表示義務の解除申請を退けた。ただこれ以外の義務については、将来的な解除や見直しの可能性を示唆している。
FDAは今回、「スヌース」が一般的なたばこよりも健康被害のリスクが少ないとの表現を認めるかについて判断を留保。口腔がんを引き起こすリスクの表示義務を失くすかについても決定を見送った。
「スヌース」はたばこの葉をティーバッグのような袋に入れ、上唇と歯の間に挟んで味わう。スウェーデンでは17~18世紀に広まり、現在では一般的なたばこ以上に愛用者が多い。
「スヌース」は隣国ノルウェーでも若者の間で人気が高まっている。同国で来年の施行が見込まれるたばこパッケージの無地化法は、スヌースにも適用される方向だ。
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