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EU、新本部の内部を公開=ランタン型が特徴

欧州連合(EU)は7日、ベルギーの首都ブリュッセルに建設した新本部を公開した。四角い建物の内部に大きなランタン型の構造物があり、愛称は「スペースエッグ」。建設費は3億2,100万ユーロに上った。

新本部は、既存の施設に隣接する形で建てられた。ランタン型の構造物は11階建てでガラスに覆われ、枠組みにはEU加盟28カ国から集めた窓枠を再利用することで「多様性」と「統合」を表した。中心部には首脳会議(サミット)が開かれる会議室があり、カーペットと天井がカラフルな虹色に彩られている。

12月10日に一般公開され、約2,000人が招待される。その後、数週間の試用期間を経て、来年1月の欧州理事会の本会議で使用が開始される見通し。同年3月には加盟国による最初のサミットが開かれる予定だ。

新本部の建設費は2004年の当初見通しである2億4,000万ユーロから膨らんだ。加盟国が財政支出の削減に取り組む中、巨額の費用が投じられたことは既に批判の的になっている。

内部が公開されたEUの新本部(欧州理事会提供)

内部が公開されたEUの新本部(欧州理事会提供)


関連国・地域: EUベルギー
関連業種: その他製造建設・不動産マクロ・統計・その他経済政治

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