• 印刷する

オランダ、公共の場でのブルカ禁止法案可決

オランダの下院(定数150)は11月29日、イスラム教徒の女性が着用する顔全体を覆うベール「ブルカ」について、一部の公共スペースでの着用を禁止する法案を、賛成132票の圧倒的多数で可決した。BBC電子版などが伝えた。

法案が上院での承認を経て成立すれば、学校、病院、市庁舎など公的な建物、公共交通機関などで「ブルカ」や「ニカブ」を着けることができなくなるほか、スキーマスク、ヘルメットなどの着用も併せて禁じられる。違反者には最大410ユーロの罰金を科す規定だ。

オランダではこうしたベールを着用する女性は100~400人とされるが、反移民政策を掲げる極右・自由党(PVV)のヘルト・ウィルダース党首がかねて禁止すべきと主張していた。ルッテ首相率いる中道右派・自由民主党(VVD)と労働党の連立政権も公共施設での安全確保に不可欠と法案を支持。しかし、反対派は反イスラム感情に迎合するものと批判している。


関連国・地域: オランダ
関連業種: 医療・医薬品繊維運輸マクロ・統計・その他経済政治社会・事件

その他記事

すべての文頭を開く

メルセデスとルノー、オランダで集団訴訟(04/19)

ハイネケン、ナイジェリア2工場を一時閉鎖(04/19)

フィリップス、印に研究開発拠点設置へ(04/19)

仏エンジー、オランダのバイオガス施設取得(04/18)

カーナビのトムトム、第1四半期は赤字転落(04/18)

半導体機器ASML、第1四半期は減益(04/18)

中国、欧州向け貨物列車輸送1割増(04/18)

オランダ企業CO2排出、過去最大の減少幅(04/17)

オランダ・スイスの直通列車、今夏で廃止(04/16)

ルフトハンザ航空、中東路線を一時停止(04/16)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

各種ログイン