チェルノブイリ原発、巨大シェルターを公開

チェルノブイリ原子力発電所で28日、原子炉4号機を覆う巨大なシェルターの移設が完了し公開された。向こう100年以上にわたり放射性物質を封じ込める。ロイター通信などが伝えた。

同原発では1986年の爆発事故から数カ月後、原子炉をコンクリートで覆うドームが急造されたが老朽化していた。シェルターはアーチ状の格納施設で、幅275メートル、長さ162メートル、高さ108メートル、総重量3万6,000トンと、陸上の可動建造物としては史上最大。極端な温度変化や腐食、竜巻などの災害にも耐えられるよう設計されている。作業員の被曝を防ぐため離れた場所で組み立て、11月半ばに移設作業を始めていた。総工費は約15億ユーロで、40カ国を超える政府や機関から集めた寄付を欧州復興開発銀行(EBRD)が管理している。

欧州委員会は「今日はウクライナと国際社会の長年の活動にとって大きな節目となる」との声明を発表。原子力の安全性は極めて重大な問題であり、事故を防ぐため引き続き国際的な取り組みが必要と強調している。欧州連合(EU)はこれまでに、同原発関連のプロジェクトに約7億5,000万ユーロを提供している。

チェルノブイリとその周辺2,600平方キロは、いまだに立ち入り禁止区域。これはルクセンブルクの面積にほぼ匹敵する。[環境ニュース]


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