仏週刊紙シャルリー・エブド(Charlie Hebdo)が、12月1日にもドイツ版を新規発行する。同紙は昨年1月のパリ本社襲撃事件以来、世界的知名度を得る一方でイスラム過激派の標的となっており、物議を醸しそうだ。広報担当者の話として、AFP通信が伝えた。
それによると、ドイツ版は初版で20万部を刷る予定。主にフランス語の記事や風刺画を翻訳して掲載するが、いずれはドイツ独自のコンテンツも手掛ける意向を示している。価格はフランス版と同じく1部4ユーロ。
襲撃事件では記者や風刺画家など10人と警察官2人の合わせて12人が死亡。その1週間後に発行された号にもイスラム教の預言者ムハンマドの風刺画を掲載し、ドイツでは7万部を売り上げた。現在でも毎週約1,000部の需要があることから、ドイツへの本格進出を決めたとみられる。
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