• 印刷する

トルコ政府、結婚による性的暴行容認法案を撤回

トルコのユルドゥルム首相は22日、結婚によって未成年者に対する性的暴行が容認され得る内容の法案を撤回した。同法案はこの日、議会で採決にかけられる予定だったが、国民や人権擁護団体などからの強い反発を受け、与党・公正発展党(AKP)が譲歩する格好となった。

この法案では、未成年者に対する性的暴行罪の加害者が被害者と結婚した場合、免罪とすることができる。女児に対するレイプを合法化するものとして野党や国連、人権擁護団体などが強く批判していたほか、法案の取り下げに向けた署名活動では、インターネットを介して80万人以上が請願書に署名。先には数千人規模の抗議デモが実施された。

トルコの法定婚姻年齢は18歳だが、農村部などではイスラム教の慣習に従う児童婚が残っている。AKPは当初、双方の合意に基づく場合は、未成年者の婚姻を違法とする必要はないと訴えていた。今後は詳細を見直し、国民や各種利害者からの理解を求める方針。


関連国・地域: トルコ
関連業種: IT・通信マクロ・統計・その他経済社会・事件

その他記事

すべての文頭を開く

軍用電子機器アセルサン、大型受注=トルコ(03/28)

ハンガリー、トルコからガス輸入開始=4月(03/27)

食品配達ゲティル、フリンク買収へ合意間近(03/27)

ノルデックス、トルコの風力発電に追加投資(03/26)

トルコ失業率、1月は9.1%に悪化(03/26)

トルコ、GCC諸国とFTA交渉開始(03/25)

トルコ製造業景況感、3月は上昇(03/25)

トルコ中銀、政策金利50%に引き上げ(03/22)

トルコ消費者信頼感、3月はやや改善(03/21)

トルコ、スマート交通インフラ開発へ(03/21)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

各種ログイン