独ルフトハンザ航空のパイロット労組VCは、23日に24時間ストライキを実施すると発表した。賃金などをめぐる経営側との交渉が物別れに終わったため。この問題を発端とするストは、2014年4月から14回目となる。
ルフトハンザは23日にドイツを出発する約3,000便のうち、長距離便51便を含む876便をキャンセル。約10万人の足に影響する見通しだ。傘下の格安航空ジャーマンウイングスとユーロウイングス、オーストリア航空、スイスインターナショナルなどは通常通り運航する。貨物部門ルフトハンザ・カーゴは今後ストを決行する可能性があり、VCは実施の24時間前に詳細を発表するとしている。
VCは、過去5年にさかのぼって年間平均3.66%の賃上げを適用するよう求めている。一方、経営側は2018年末まで2.5%の引き上げを提示していた。
なおユーロウイングスの客室乗務員は、22日午前5時~午後8時(現地時間)にストを打った。地上職スタッフが参加するサービス業の統一労組ヴェルディ(Ver.di)によると、約460人が参加。計60便に影響が出た。
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