スイスのシュナイダーアマン大統領は21日、欧州連合(EU)離脱を決めた英国が欧州自由貿易連合(EFTA)への復帰を望む場合、受け入れを前向きに検討する考えを明らかにした。ロイター通信などが伝えた。
スイスにとって、英国は6番目に大きな貿易相手国。同大統領はもう1つの選択肢として、英国とEFTA間で自由貿易協定(FTA)を締結する可能性にも言及。このほか、大統領は2国間ベースの貿易協定など、あらゆるシナリオに対応する姿勢だ。
EFTAは1960年に英国、ポルトガル、オーストリア、デンマーク、スイス、スウェーデン、ノルウェーの7カ国で結成。英国は欧州共同体(EC)参加に伴い1973年に脱退しており、現在の加盟国はスイス、ノルウェー、アイスランド、リヒテンシュタインの4カ国となっている。
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