• 印刷する

英のブラックフライデー、「安値」の半分がうそ

クリスマス商戦の始まりとされる「ブラックフライデー」のバーゲンセールの触れ込みは半分近くがうそ――。英消費者協会(CA)が発行する雑誌「ウィッチ?(Which?)」が行った調査で、こうした事実が判明した。

同誌は昨年、米オンライン販売大手アマゾン、英同業AOワールド、カタログ販売のアーゴス、家電・携帯電話販売大手ディクソンズ・カーフォンが運営する「カリーズ(Currys)PCワールド」、および百貨店のジョン・ルイスが販売した20品目の人気商品の価格を調査した。その結果、ブラックフライデー当日のいわゆる「バーゲン価格」の49%は、実は前後の期間よりも安くないことが判明した。

小売り業者は割安感をアピールするため、広告にしばしば「従来価格」を併記する。ただ、英国の広告規定では、値下げ直前まで、少なくとも28日間維持した価格にしかこの表記は認められていない。しかし「ウィッチ?」はAOワールドやカリーズPCワールドで違反事例が数多く見つかったと指摘。感謝祭の翌日に当たる11月25日の「ブラックフライデー」を前に、買い物客に警鐘を鳴らした。


関連国・地域: 英国米国
関連業種: 電機IT・通信小売り・卸売りメディア・娯楽マクロ・統計・その他経済

その他記事

すべての文頭を開く

NHS改革へ10カ年計画公表 英、デジタル化や予防医療に軸足(07/04)

保険チェスナラ、HSBCの英生保事業買収(07/04)

ユーロ圏総合PMI、6月は上昇=確定値(07/04)

NATOファンド、バイオ技術新興に初投資(07/04)

英、就労ビザ新規制を発表 「移民制度の完全なリセット」(07/03)

金融サンタンデール、TSB買収で合意(07/03)

下院、社会福祉改革案を可決=内容は骨抜き(07/03)

スペクトリス、KKRの買収提案受け入れ(07/03)

投資オークリー、文具スマイソンなどを買収(07/03)

住宅ローン承認件数、5月は増加(07/03)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

各種ログイン