オーストリア、1~8月に3.9万人が不法入国

オーストリアで今年1~8月に3万8,939人が不法入国を試みた――。公式書類を持たない移民や難民、人身取引組織などが含まれる。内務省のデータを基に、ザ・ローカルが16日伝えた。

それによると、不法入国者が最も多かったのは西南部チロル州で、8,616人が摘発された。中東やアフリカからイタリアを経由してドイツなどを目指す難民の通過経路となっているため。同じくイタリアと国境を接するスイスで入国管理が厳格化されたことを受け、チロル州に経路を変更する難民が増えたという。次いで、北東部ニーダーエスターライヒ州が、7,066人を摘発。ハンガリーと国境を接するブルゲンラント州は5,831人で3位だった。

出身国別に見ると、最も多かったのは1万80人を記録したアフガニスタン人で、これに、シリア人(3,541人)、パキスタン人(3,121人)が続く。また、最近はナイジェリアやイラン、イラク、モロッコからの不法入国者も増えているという。

オーストリアでは昨年、全人口の1%に当たる約9万人が難民申請を行った。難民の大量流入を抑制するため、同国は昨年12月にスロベニア国境でフェンスを設置したほか、イタリアやハンガリーとの国境で入国管理を導入した。また、今年の受け入れ人数を3万7,500人に限定し、基準も厳格化。国外への自主的退去者に資金を給付するなどの措置を採っている。


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