• 印刷する

独のインターネット利用、来年にテレビ超えも

ドイツ国民のインターネット利用時間が、来年にはテレビの視聴時間を超える――。こうした予測が、IT関連の米市場調査会社eマーケッターが実施した最新の調査で明らかになった。ブルームバーグが16日伝えた。

それによると、ドイツでは来年、18歳以上の成人がパソコンや携帯端末でインターネットを利用する時間が一日当たり平均3時間44分に達する見込みで、テレビ視聴時間を6分ほど上回る見通しという。実現すると、インターネットがテレビを上回るのは初めてとなる。

背景にはインターネットの普及や、テレビ番組を含む動画をストリーミングで閲覧できる環境が整ってきたことがある。eマーケッターによると、ドイツでは高齢者層へのインターネット普及が進んでおり、インターネット利用者数は6,360万人と西欧諸国で最多。また、米動画配信大手ネットフリックスや米オンライン販売大手アマゾンの映像ストリーミング・サービス「プライム」といった競合に対抗するため、独総合メディア大手ベルテルスマンの民放子会社RTLや独商業放送プロシーベンサット1メディアなどの既存テレビ局がデジタルサービスの強化を急いでいる。

同社は併せて、ドイツでは今年初めて、インターネットの携帯端末での利用がパソコンでの利用を上回るとみられていることを明らかにした。同様の現象は英国でも確認されている。


関連国・地域: 英国ドイツ米国
関連業種: 電機IT・通信小売り・卸売りサービスメディア・娯楽マクロ・統計・その他経済社会・事件

その他記事

すべての文頭を開く

メルツ氏、総選挙勝利に自信 ショルツ氏に「奇跡は起きない」(02/21)

メルセデス、通期は31%減益=コスト策発表(02/21)

自動車部品ボッシュ、SOFC事業から撤退(02/21)

欧州委、半導体工場への政府補助金を承認(02/21)

ベルリンの公共交通機関、48時間スト突入(02/21)

代替肉キンダ、300万ユーロ調達(02/21)

生産者物価、1月は0.5%上昇(02/21)

独の電気代は「高すぎる」 AfD党首、原発回帰訴え(02/20)

タイヤのコンチ、R&D職を3千人削減(02/20)

6州の交通機関、21日にスト=賃上げへ圧力(02/20)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

各種ログイン