エストニアで3党連立政権が崩壊

エストニアで7日、政策をめぐる政権内の紛争から3党連立政権が事実上崩壊した。連立を組む社会民主党(SDE)と祖国・共和連合(IRL)の両党は、中道右派の改革党を率いるタービ・ロイバス首相の辞任を求めており、新たな連立を模索しているという。AFP通信が伝えた。

SDEのオシノフスキ党首は、経済や社会、教育、地域をめぐる政策の不一致が原因と指摘。SDEとIRLは、中道左派で親ロシアの最大野党・中央党との連立協議に入るとみられている。これに対して改革党のペヴクル内相は「左派連立に傾くのは危険なこと」として、ロイバス首相の辞任について話し合うことを明らかにしている。野党側は9日午後2時(現地時間)までに首相に退くよう求めているが、同首相はこれを拒否しており、不信任投票が行われる可能性が高まっている。

昨年3月の議会(一院制、定数101)選挙では改革党が30議席を獲得して第1党を維持し、中央党が27議席で第2党となった。改革党は連立協議の末、SEDとIRLと組んで議会では59議席を確保している。

一方、中央党では6日にロシアとの結びつきが強いとされていたサビサール党首が辞任し、ラタス新党首が誕生。これにより同党の親ロシア色が薄まったことも、中央党を軸とする連立政権成立の可能性が浮上した背景にある。政権が交代すれば内政では大きな転換となるが、外交政策では大きな変化はないとみられている。


関連国・地域: エストニアロシア
関連業種: 経済一般・統計社会・事件政治

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