ブルガリア大統領選、親露派候補が首位で決戦へ

ブルガリアで6日、大統領選挙の第1回投票が行われた。中央選挙委員会によると、95%開票の段階で親露派の野党・社会党のラデフ元空軍司令官が首位に立っており、2位は中道右派の与党「欧州発展のためのブルガリア市民 (GERB)」のツァチェバ議会議長。13日の決選投票は両者の一騎打ちとなる見通しだが、ボリソフ首相率いるGERBのツァチェバ候補が敗れれば内閣総辞職につながる可能性もある。

得票率はラデフ候補が25.7%、ツァチェバ候補は22%。決選投票には得票率が20%を超えた両氏が進出する見通し。ボリソフ首相は、ツァチェバ候補が敗北すれば辞任する可能性を示唆している。同候補は、「ラデフ候補が勝てば、ブルガリアは欧州連合(EU)や北大西洋条約機構(NATO)と対立することになる」として支持を訴えた。

ブルガリアの大統領の任期は5年。職務は主に儀式的だが、法案の拒否権や国際条約の締結権限を持つ。現職のプレブネリエフ大統領は親欧派で、ロシアのプーチン大統領には批判的。

ブルガリアでは2014年にGERBと改革主義ブロックの連立政権が発足。汚職への抗議活動に揺れていた国内を安定化し、EUからの補助金再開にも成功したが、汚職根絶に加え、医療や教育などの制度改革でも目立った実績を上げられず、国民の不満が再び高まっている。


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