自動車技術を手掛ける英チャージ(Charge)は、1人で4時間以内に組み立て可能な電動の自動運転バンを発表した。関連法の整備が進めば来年にも公道を走行できる可能性がある。最先端技術を取り上げる雑誌ワイアードが主催した展示会「ワイアード2016」でお披露目された。
新型バンは極めて簡素なデザインの配送用車両。軽量素材を使用し、燃費性能は従来のバンの2倍。騒音もなく、最初の約160キロメートルは排ガスがゼロと、環境にも優しい。また自社開発のソフトウエアをベースとしたスマートトラックでもあり、プログラムはワイヤレスでアップデートされるという。
チャージは、重量3.5~26トンのモデルを開発している。価格は「一般のトラック並み」として、大手運送会社などへの売り込みを図っている。来年にはインドランド南東部オックスフォードシャー州にプラントを開設し、1年目に1万台のバンを組み立てる計画だ。[環境ニュース]
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