ジョージア(グルジア)で10月30日、議会(一院制、定数150)選挙の第2回投票が行われ、クビリカシビリ首相率いる与党「ジョージアの夢」が第1回投票分と合わせて115議席を獲得し勝利した。改憲に必要な4分の3以上の議席数を得ており、親欧米路線を掲げる同党の権力が強化された格好だ。
野党「統一国民運動」は26議席と、選挙前の65議席から大きく減らした。一方、親露派の「ジョージア愛国者連合」は今回、初めて6議席を獲得している。
10月上旬に行われた第1回投票では、ジョージアの夢が67議席を獲得。今回は過半数を獲得した候補者がいなかった50議席をめぐって再度投票が行われ、同党は48議席を得た。
野党側は投票時に不正が見られたと主張。ただ、中央選挙委員会は「選挙は穏やかな雰囲気の中で行われ、有権者は自由に意思を表現できた」としている。
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