• 印刷する

フランス、在英のEU監督機関の移転先に名乗り

フランスが、英国に拠点を置く欧州連合(EU)の監督機関の移転先に名乗りを挙げた。ブレグジット後を見据えた動き。ステファヌ・ルフォル農業・農産加工業・林業相の話として、ダウ・ジョーンズが19日伝えた。

同相は「欧州銀行監督局(EBA)であっても、欧州医薬品庁(EMA)であっても、フランスは当然移転先候補になり得る」とコメント。これらの機関がどんな形で移転するかは離脱交渉次第だが、受け入れ皿となるための準備を進めると述べた。

オランド大統領はこの前日、ブレグジットで対仏投資が拡大する可能性が高いと発言。「英国が持っているものを奪うのではない。英国は自ら下した決断が招いた結果と共に歩むべきで、フランスは欧州単一市場へのアクセス拠点になる」と話した。

在英金融機関の誘致に向け、仏金融監督当局であるプルーデンス監督・破綻処理庁(ACPR)と金融市場庁(AMF)は9月、同国での金融サービス事業免許の取得手続きを簡易化する方針を発表した。EU加盟国の1カ国で事業免許を取得すれば、EU全域で事業を行えるパスポート制度をめぐり、英国が適用除外となる可能性をにらんだもの。フランクフルトやダブリンなども同様の取り組みを始めている。[EU規制]


関連国・地域: 英国ドイツフランスEUアイルランド
関連業種: 医療・医薬品農林・水産金融サービスマクロ・統計・その他経済政治

その他記事

すべての文頭を開く

エールフランス、第3四半期は7%減益(11/07)

物流カトエン・ナティ、仏同業を買収(11/07)

仏製造業生産、9月は0.9%増加(11/07)

中国シーイン、パリに常設店=免許停止も(11/06)

トタル、データ4スペイン拠点に再エネ供給(11/06)

大手企業、プラスチック使用削減を推進(11/06)

EU17カ国の産業相、「ベルリン宣言」調印(11/06)

吉利、ルノー・ブラジル法人の株式26%取得(11/05)

仏新車登録台数、10月は2.9%増加(11/04)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

各種ログイン