独西部ルートウィヒスハーフェン(Ludwigshafen)にある独化学大手BASFの本社工場で17日、爆発事故が起き、少なくとも1人が死亡、7人が重軽傷を負った。6人が行方不明となっている。BBC電子版が伝えた。
爆発は午前11時20分ごろ(現地時間)、可燃性の液体や液化ガスを港湾内のタンクまで運ぶパイプラインで起きた。その後、数カ所から出火し一帯に煙が蔓延したため、当局は付近の住民に窓を閉めるよう指示した。今のところ健康被害のリスクはないとしている。
爆発の原因は明らかになっていないが、警察当局はテロの疑いはないとみている。
BASFの本社工場は敷地面積10平方キロと、世界最大の化学品生産設備で、3万9,000人が勤務する。同社は事故を受け、敷地内の施設14カ所を一時閉鎖した。[環境ニュース]
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