デンマークで外国人による犯罪が急増している。2015年の犯罪件数は2009年から2倍に膨れ上がった。国家警察のデータを元に、ザ・ローカルが13日伝えた。
それによると、昨年の外国人による犯罪件数は1万2,566件に上り、今後も増加が予想される。犯罪者の出身国はルーマニアが最も多く、リトアニアやポーランド出身者による事件も頻発している。犯罪の種類は、強盗や住居侵入などが目立ち、ほとんどのケースが組織化された犯罪だという。
外国人による犯罪が特にデンマークで増加している背景には、昨年12月に行われた司法・内務分野で欧州連合(EU)規則の適用を拡大する案をめぐる国民投票で反対が上回り、欧州刑事警察機構(ユーロポール)に留まるか否かで混乱が起きていることなどがあるとみられる。
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