ブルガリアへの違法移民の流入数が、今年に入って1万6,000人近くに上っている。ブルガリアの難民当局のデータを元に、通信社BGNESが14日伝えた。
それによると、大半はイラクとパキスタンの出身者という。アフガニスタン出身者は7,000人、シリア出身者は2,000人以下だった。
また、当局に保護を求めた移民の57%が成人男性で、子どもが32%を占めた。成人女性の割合は11%だった。なお、こうした移民のうち、高等教育を受けた人の割合はわずか4%にとどまっている。
欧州委員会は今月初めに、国境付近における移民流入の管理に向けて、ブルガリアに1億800万ユーロの補助金を給付した。バチュバロバ内相は先に、「移民がブルガリア社会に融合し、職を得るまで2年もあれば十分」と発言。また、移民の受け入れにより国の民族構成が変化するとの一般論は憶測にすぎないとしている。
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