大統領選を来年に控えるフランスで、最大野党・共和党の候補者指名争いにおいて保守穏健派のアラン・ジュペ元首相がライバルを大きくリードしている。調査会社オピニオン・ウェイの最新世論調査を元に、ロイター通信が13日伝えた。
調査は10月7~11日、共和党予備選の投票に行くと答えた700人を対象に実施された。11月20日に行われる第1回投票でジュペ氏に票を投じると回答したのは42%に上り、党内最大のライバルであるニコラ・サルコジ前大統領の28%を大幅に上回った。また11月27日の決選投票についても、両者の支持率は62%対38%と大きな開きがある。
同党からは他にも、フランソワ・フィヨン元首相など5人が名乗りを上げているが、仏メディアでの扱いは小さい。
各種データによると、来年4月の大統領選の決選投票は、共和党の候補者と極右政党・国民戦線のマリーヌ・ルペン党首の一騎打ちになると予想されている。
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