英情報誌タイムアウトがプロデュースする複合施設「タイムアウト・マーケット」が、来年後半にもロンドン東部のショーディッチ(Shoreditch)にお目見えする。2年前に初めて開設したリスボンのマーケットは、今年上半期(1~6月)に約130万人を集客し人気は上々。ロンドンっ子の支持獲得を狙う。
コマーシャル・ストリート106番地にオープン予定の施設には、レストラン17店のほか、バー4店、料理教室、アートギャラリーなどが入居する。延べ床面積は5,900平方メートルで、計450席を備えるという。
タイムアウト・マーケットのディディエ・スイヤ社長は、「1968年の創刊以来、読者はこの魅力的な都市が提供するものを発見する際に同誌を頼りにしてきた」と指摘。「タイムアウト・マーケットをオープンし、われわれが収集してきた編集上の情報を元に、ロンドンの極上の食事、最高のカクテル、文化体験などを1つ屋根の下に集めることで、これをさらに上のレベルに引き上げる」と述べた。
なお、タイムアウト・マーケットはポルトガルのポルト(Porto)にも開設する計画。さらにニューヨークやマイアミも候補地に挙がっている。
タイムアウトは今年6月にロンドン証券取引所(LSE)のオルタナティブ・インベストメント市場(AIM)で上場を果たし、8,400万ポンド程度を調達した。
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