英国の公道で初となる自動運転車の走行試験が11日、イングランド南東部ミルトンキーンズで実施された。2020年までに自動運転車を合法化する計画の一環で、鉄道駅周辺に延びる歩行者用道路の1キロメートルのコースを時速8キロメートルで周回した。
走行試験に使用された車は、オックスフォード大学のロボット工学研究所と同大学を母体とするテクノロジー企業オックスボティカ(Oxbotica)が開発。仏自動車大手ルノーのコンパクトカーを改造した2人乗り電気自動車(EV)で、走行誘導用のレーダーやカメラを搭載している。
英政府はこのほか、ロンドン南東部グリニッジ、イングランド南西部ブリストル、中部コベントリーでも走行試験を計画。来年には車道での試験も行う予定だ。順調に行けば、自動運転車の市場は2025年までに9,000億ポンド規模に達すると期待し、関連法の整備や保険ルールの改正に向けた協議を開始している。[環境ニュース]
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