ロンドンのテムズ川沿いの大観覧車「ロンドン・アイ」が1日夜、緊急停止した。これにより、乗客500人以上がゴンドラ内に3時間以上閉じ込められた。BBC電子版などが伝えた。
ロンドン・アイは1日午後7時20分ごろ(現地時間)、突然、回転を止めた。現場に駆け付けた技術者らが解決に当たったが、最後の乗客がゴンドラから降りたのは10時40分ごろだった。なお、乗客の1人が9時55分ごろ、ゴンドラの中から消防車の出動を要請し、消防車2台と救急車2台が現場を訪れたが、乗客は自力で脱出した。病人やけが人はなかった。
ロンドン・アイを運営する英マーリン・エンターテインメンツは声明で、「技術的な問題で、乗客の身に危険が及ぶことはなかった」と発表。観覧車に不具合が生じた場合の標準的な手続きにより、乗客を安全に退出させることができたとしている。当事者となった乗客に対しては、全額が返金される。
なお、ゴンドラ内には毛布や水、応急セットを入れた非常用品が備え付けられていたが、乗客数に対して十分な量がなかったという。
※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。