パリ市議会は26日夜、市内にヌーディスト地帯を設ける計画を承認した。緑の党が提案したもので、来年夏に公園か郊外の緑地に試験的に開設する。BBC電子版などが伝えた。
賛成派は多くのヌーディスト海岸が存在するフランスにおいて、首都にもそうした場所があるべきだと主張。イダルゴ市長もこれに賛同している。ジュリアール副市長によると、候補地は西方16区のブローニュの森か東方12区のバンセンヌの森が最有力という。
しかし反対派は、イスラム教徒の女性向け水着「ブルキニ」の着用禁止をめぐる激しい論争が続いている時期だけに、首都にヌーディスト地帯を設けることは挑発と受け止められかねないと懸念を示している。
なおパリ市はチュイルリー庭園からバスティーユへ延びる約3.3キロメートルの高速道路を歩道に変える計画も承認。渋滞がさらに悪化するとの批判の声が上がっている。
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