欧州で若者の大麻使用率が最も高いのはチェコ――。酒類・麻薬に関する学校調査プロジェクト(ESPAD)が20日、このような調査結果を明らかにした。
調査は2015年、16歳を迎える欧州35カ国の生徒9万6,043人を対象に行われた。過去に大麻を使用したことのある若者の割合は、チェコが37%と最も高い。2位はフランスとモナコで共に31%、3位はリヒテンシュタインで30%だった。認可を受けたカフェなどでの大麻購入と吸引が合法なオランダは22%と、トップ10に入らなかった。なお、35カ国の平均は16%だった。
男女別平均は、男子が19%、女子が14%で、ほとんどの国で男子が上回った。男女差が大きかったのはアルバニア、ジョージア、リヒテンシュタインで、いずれも10ポイント以上の差がある。
ESPADが併せて発表した若者の喫煙と飲酒に関する調査によると、過去30日の間に「喫煙した」と答えた16歳の若者は欧州全体で平均21%。「酔うまで酒を飲んだ」としたのは35%だった。ただ、いずれも低下傾向にある。
※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。