オランド大統領の支持率が過去最低に達している。来年に大統領選を控える中、わずか16%に下がった。一方、バルス首相については、低水準ながらもやや改善が見られる。仏世論調査会社オドクサ(Odoxa)が20日発表した最新調査で、こうした結果が出た。
それによると、オランド大統領が「良い大統領」との回答は16%と6月の前回調査から横ばい。左派の回答者でも37%にとどまる。バルス首相の支持率は27%と、前回から3ポイント改善。左派の間では42%と、6ポイント回復した。
オドクサは、他の政治家についても調査結果を発表している。最も人気のある政治家はジュペ元首相で、39%が「支持する」または「好感が持てる」と答えた。同氏は最大野党・共和党の大統領候補を目指しているとされる。2位は8月末に辞任したマクロン前経済・産業・デジタル相(31%)で、自ら結成した新党「アン・マルシュ(進め)」からの大統領選出馬がささやかれている。極右政党・国民戦線のマリーヌ・ルペン党首は1ポイント上げて27%と、4位に付けた。
仏経済紙レゼコーとラジオ・クラシークが世論調査会社ELABEに委託して実施した5月の調査でも、オランド大統領の支持率は16%にとどまった。
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