フランスで、プラスチック製の使い捨て食器の販売を禁じる法案が可決された。環境保護の取り組みの一環。ピクニックやパーティーなどの場に大きな影響が出そうだ。AP通信などが13日伝えた。
これによりフランスでは、ワイン用のプラスチック製グラスや、チーズを切るプラスチックナイフなどが使えなくなる。またオフィスのコーヒーマシンに多用されるプラスチック製カップも禁止対象。メーカー側は2020年までに、すべての使い捨て食器を堆肥化可能な生物由来の原料のものに切り替えることが義務付けられる。
フランスは7月にビニールのレジ袋の禁止にも踏み切った。レジ袋については欧州の他国や米国の一部の州も同様の規制を導入しているが、プラスチック製食器を全面的に禁じるのは世界初とみられる。環境保護団体はこれを評価しているものの、食品包装材の業界団体Pack2Goはモノの自由な移動を保証した欧州連合(EU)の法律に反すると批判している。[環境ニュース][EU規制]
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