• 印刷する

難民割当めぐるハンガリー国民投票、4割に迷い

欧州連合(EU)の難民割当計画受け入れの是非を国民投票で問うハンガリーで、国民の4割超が態度を決めかねている――。こうした事実が、Zaveczリサーチが実施した最新調査で明らかになった。ブダペスト・ビジネス・ジャーナルが12日伝えた。

10月2日に実施される国民投票に行くと回答した人の割合は、8月末時点で53%と1カ月前から変化がなかった。ただ、「是非を決めかねている」とする人は41%に上り、国民の間に依然として迷いがあることが浮き彫りになった。

国民投票は「EUが、ハンガリー議会の承認を得なくても、非ハンガリー国民の国内への強制移住を規定することを望むか」の賛否を二者択一で問う。これに反対する野党は、投票に行かず、国民投票を無効化するよう呼び掛けている。一方、人権擁護のNGO(非政府組織)であるハンガリー・ヘルシンキ委員会は、投票に出向いた上で白票を投じ、政府の難民政策に抗議すべきだとしている。

EUは昨年9月、中東やアフリカからギリシャとハンガリー、イタリアに到着した難民16万人の域内移住に向け、加盟各国の割当数を決めたが、ハンガリーは受け入れを拒否。同国のオルバン首相は、国境のフェンス設置や移民法の厳格化など、難民問題に対して一貫して厳しい態度で臨んでいる。[EU規制]


関連国・地域: EUイタリアギリシャハンガリーアフリカ中東
関連業種: マクロ・統計・その他経済政治社会・事件

その他記事

すべての文頭を開く

ハンガリー政府、住宅ローン補助の詳細発表(07/24)

ハンガリーに生産移転か 車部品ZF、29日に監査役会(07/24)

BYD、ハンガリー新工場の生産開始に遅れ(07/23)

欧州委、医療機器開発10社への補助金承認(07/23)

ブダペストのオフィス使用面積、16%減少(07/22)

メルセデス、Aクラスの生産を28年まで延長(07/17)

ウィズエアー、ルーマニアに機体改修拠点(07/16)

ウィズエアー、アブダビ事業から撤退(07/15)

アウディ、ハンガリーで新型Q3の生産開始(07/14)

ウィズエアー、CO2排出量が業界最少(07/09)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

各種ログイン