トルコ東部のバン県で12日、自動車爆弾が爆発し、少なくとも48人が負傷した。現場は県知事オフィスから約200メートルの距離にあり、与党・公正発展党(AKP)の現地本部にも近い。現地英字紙ホリエット・デイリー・ニュース電子版などが伝えた。
事件は午前11時ごろ(現地時間)に発生。現場に止めてあった自動車爆弾が起爆され、近くの4階建ての建物が損傷したほか、現場周辺で火災が発生した。AKPの地方議員は、爆発は同党の現地本部を狙ったものだが、厳重に警戒されていたため施設にほとんどダメージはないと説明した。
犯行声明は出ていないものの、トルコからの分離独立を目指すクルド人武装組織「クルド労働者党(PKK)」が事件の背後にいるとみられている。なお、この日はイスラム教の祝日である犠牲祭の初日だった。
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