• 印刷する

カタルーニャ州独立求め、数十万人がデモ

スペイン北東部カタルーニャ自治州で11日、来年半ばまでの独立を求めて数十万人がデモを行った。ロイター通信などが伝えた。

この日は、1714年にスペイン王が州都バルセロナを陥落した「カタルーニャの日(ラ・ディアダ)」に当たる。独立運動を主導する市民団体カタルーニャ国民会議(ANC)などが、バルセロナを含む5都市で集結を呼びかけた。デモ参加者の多くは「準備はできている」と書かれた白いTシャツを着用。カタルーニャの州旗を掲げ、州政府に独立に向けた結束を訴えた。

カタルーニャ自治州の州議会(定数135)は昨年11月、スペインからの分離独立に向けた政治手続きを開始する決議案を可決。スペインの憲法裁はこれに対し、直後に決議を無効とする判決を下したが、州政府はあくまでも手続きを進める構えを見せている。ただ、独立派の政党連合「共にイエス(JPS)」と足並みをそろえてきた極左の人民連合(CUP)が今年6月に不支持に回り、9月28日にプチデモン首相の信任投票が実施される予定となっている。

なお、世論研究センター(CEO)が7月に公表した最新の世論調査によると、州内で独立に賛成する人の割合は47.7%と、反対の42.4%を上回った。独立をめぐる住民投票が行われた2014年9月以降、世論調査で独立賛成派が反対派を上回るのは初めて。独立運動の支持拡大が裏付けられた。


関連国・地域: スペイン
関連業種: マクロ・統計・その他経済政治社会・事件

その他記事

すべての文頭を開く

TSBバンク、複数行が買収の意向表明か(06/20)

独シーメンス、マドリードにデータセンター(06/19)

オカド、スペインのボン・プレウと提携拡大(06/19)

EIB、ビスケー湾連系線事業に資金提供(06/18)

スペイン金融サバデル、英TSB売却を検討(06/18)

スマートウイングス、欧州5都市に新規就航(06/17)

スペイン電力2社、原発廃止の見直し提案(06/17)

スペインLLM圧縮新興、1.9億ユーロ調達(06/16)

インフレ率、5月は2%に減速=改定値(06/16)

英国とEU、英領ジブラルタル巡り合意(06/13)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

各種ログイン