ウズベキスタン議会は8日、カリモフ大統領の死去に伴い、ミルジヨエフ首相(59)を暫定大統領に指名した。上下両院が合同会議を開いて決定した。インターファクス通信などが伝えた。
ミルジヨエフ氏は、カリモフ大統領の葬儀を取り仕切り、弔問に訪れたロシアのプーチン大統領とも会談するなど、次期大統領の最有力候補と目されている。ウズベキスタンは憲法に基づき、3カ月以内に大統領選を実施する。
なお、現職の大統領が任期を全うできなくなった場合、上院議長が代役を務めると憲法に規定されているが、ユルダシェフ議長は自身の経験不足などを理由に辞退したとされる。
カリモフ大統領は1991年、旧ソ連崩壊後の大統領選で初当選し、長らく権力の座を維持してきた。8月下旬に脳出血のため入院し、9月2日に死亡が発表された。
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