オランダ人が1年間に食べずに捨てる食品が1人当たり平均135キログラムに上ることが分かった。国民全体で約200万トンにも上り、食品廃棄を20%削減する政府の目標は達成されていない。地元テレビ局NOSが報じた。
オランダ人の多くは賞味期限が切れた食品をすぐに処分するが、専門家は、「賞味期限は大抵、メーカー側の品質保証期限に過ぎないため、捨てる必要はない」と指摘する。また国民の多くは食べ物を捨てることを大きな問題とは考えていないため、現状を変えるには人々の意識改革が必要という。
こうした中、政府は賞味期限の規制緩和が可能かを検討するとともに、必要以上の買い物をしなくて済むよう、スーパーマーケットにより少ない分量で食品を販売するよう呼び掛けている。
なおアムステルダムでは最近、料理が売れ残った飲食店と、閉店後に夜食を安く買って帰りたい人々を結びつけるアプリ「ResQ」も登場している。
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