日産自動車は8月31日、米配車サービス大手ウーバー(Uber)が実施する電気自動車(EV)の導入に向けた走行試験に協力し、EV「リーフ」20台を提供すると発表した。ウーバーがEVをサービスに使うのはロンドンでは初めて。
この走行試験では、ロンドンの大気質改善に向けて省エネ推進機関エナジー・セービングス・トラスト(EST)と提携し、3カ月間にわたり大規模なEV配車の実行可能性を確かめる。ESTはEV走行の実体験や走行パターン、EVを使った場合の経済性、充電スタンド網について調べる。ウーバーは提供されたEVを運転手に有料で貸し出す。この試験には中国の電池・自動車大手、BYD(比亜迪)も協力している。
ウーバーはすでに、ロンドンでトヨタ自動車のハイブリッド車(HV)「プリウス」を使ったサービスを提供している。今回の走行試験が成功すれば、来年にもロンドンで数百台のEVを導入する見込みという。[日本企業の動向][環境ニュース]
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