ウクライナ国民の65%が、国外移住を希望している——。調査会社TNSが公表した最新調査で、こうした事実が明らかになった。
TNSは7月16~21日、全国の18~55歳を対象にオンラインで調査を実施。「国外に永住したい」と答えた人は全体の20%に達し、昨年9月時点から大きく7ポイント上昇。「情勢が安定するまで一時的に移住したい」との回答は8%で、こちらは2ポイント低下した。37%が「移住したいが、できない」とし、前回調査から3ポイント伸びている。
移住を望む傾向は男性の間で強く、24%が永住を希望している。また、
高齢者の34%がウクライナにとどまる意向を示している一方、若年層は20%が国を出る準備ができているとした。
イタルタス通信によると、2014~2015年は90万人超が国外に移住。うち75万人近くがロシア、8万人強がベラルーシにそれぞれ移った。また5,000人弱が欧州へ向かったという。
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