トルコでボスポラス海峡にかかる3本目のつり橋「ヤウズ・スルタン・セリム」が26日、約3年の工期を終えて開通した。開通式に立ち会ったエルドアン大統領は「人は死んでいくがその作品は不滅だ」と祝福した。
第3大橋はイスタンブールの欧州側のガリプチェ(Garipce)とアジア側のポイラズキョイ(Poryazkoy)を結び、全長は1,408メートル。全幅は58.4メートルと世界最大で、つり橋としては最も高い322メートルの主塔を有する。自動車用の8車線と鉄道線路2本を備え、他の2本のつり橋の渋滞緩和に貢献すると期待されている。
橋の名前は、16世紀にオスマン帝国を拡大したスルタン、セリム1世にちなんだ。建設費は約30億ドル。工事を請け負った伊アスタルディ(Astaldi)とトルコのイチタシュ・インシャート(Ictas Insaat)のコンソーシアムは、向こう10年にわたり運営に当たる。
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