イタリア中部ラツィオ州で24日午前3時36分ごろ(現地時間)、マグニチュード(M)6.2の地震が発生した。少なくとも120人の死亡と368人の負傷が確認され、なおも多くの人ががれきの下敷きとなっている。BBC電子版などが伝えた。
震源はローマから北東約100キロメートルの地点で、深さは10キロメートル。約1時間後にM5.4の余震が発生した。特に被害が大きかったのはアマトリーチェ(Amatrice)、アックーモリ(Accumoli)、ペスカーラ・デル・トロント(Pescara del Tronto)で、死者数はさらに増える見込みだ。アマトリーチェのセルジオ・ピロッツィ市長は「町の半分が崩壊し、道路が寸断された」と悲惨な状況を嘆いた。
ANSA通信によると、レンツィ首相は被災者に対する支援実施と哀悼の意を表明。緊急会議を開き、対策を協議する。
伊中部では2009年4月にもM6.3の地震が発生。震源地に最も近いラクイラ(L'Aquila)などで多くの建物が倒壊し、死者は309人に達した。[環境ニュース]
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