スウェーデンのハジアリッチ中等・成人教育相(29)は13日、飲酒運転の責任を取り、辞任すると発表した。離職は15日付。ロイター通信などが伝えた。
ハジアリッチ氏は11日夜、コペンハーゲンでコンサートを鑑賞する際にワイン2杯を飲んだ。その約4時間後、スウェーデン南部マルメの自宅に戻る途中に警察の検問を受け、血中アルコール濃度がスウェーデンの飲酒運転の基準値となる呼気1リットル当たり0.2グラムに達していることが発覚した。同相は当時、飲酒運転基準には満たないと考えていたと説明した上で、「人生で最大の間違いを犯した」とコメント。この過ちを重く見て、辞任を決めたとしている。
ハジアリッチ氏は5歳のときに、紛争から逃れるためボスニアからスウェーデンに難民として移住。高校生時代に社会民主党の青年運動に加わり、2014年に27歳でスウェーデン史上最年少の閣僚に就任した。
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